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2018年3月18日 (日)

文芸翻訳家になるには(あるいは出版翻訳家になるには)

この言葉で、何度検索したかわかりません。何か手がかりがないかと必死で。

でも、ヒットしてくるのは、とっくにムック本で読んで、知っているような、通り一遍のことばかりでした。(昔の自分に、なり方なんて検索している時間があるなら、一文でも多く訳せといってやりたい・・・・・・
 いま、ある翻訳者さんが体調を崩されて、その方が訳されるはずだった本の訳者を選ぶ、「もうめちゃくちゃ杯」というコンペが開催されているのですが、経験不問ということで、編集者さんの予想を大幅に超える、約260名もの応募者が集まったそうです。出版翻訳をやりたい人がこんなにいるのかと思うと、そして、応募者のみなさんがこんなに熱い思いを抱えているのかと思うと、なんだか身が引き締まるような思いがします。 
わたし自身、訳書が出るまで15年近くかかったので、気持ちはわかりすぎるほどわかる・・・・・・。このブログを始めるに当たって、昔のブログを読み直してみたのですが、「寿命が5年、10年縮んでもいいからやりたい! 」なんて書いてるくらいですから。
 あの3.11の大震災で、職場のビルが大きく揺れて、もしかしたらこれが人生の最後かもと思ったとき、最初に頭に浮かんだのも、「わたし、まだ訳書を出してない」でした。(そのときはまだ父の死を体験していなかったので。。。今なら、たとえまだ訳書を出していなくても、真っ先に浮かぶのはまちがいなく別のことだと思いますが)
 
 でも、共訳書2作、訳書3作(うちひとつはシリーズものなので、実質5冊)やってみて思うのは、デヴューはゴールじゃない! ということです。なるのも大変ですが、なってからの方が大変。
 いま、あのころのわたしに何かアドバイスするとしたら、翻訳を続けていけるような経済的な基盤を作っておくこと、ライティングも勉強しておくこと(調べ物や問い合わせに必須)、語彙を増やすこと、ドラマも見ることなどでしょうか。
 そして、実力も無いのに人をうらやむな、焦らず、今やれることをやりなさい、あなたの訳している量は全然足りないと言ってあげたい。

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もうめちゃくちゃ杯、頑張って下さい!

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